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ホテルルワンダ

昨日は、失業保険の認定日でした。

朝から行ったら、ずいぶん空いていて5分ほどであっさりと終わり。

10時30分から蠍座で「ホテルルワンダ」を上映しているのを知っていたので、すぐに映画館に直行(笑)

たまたまテレビでこの映画の上映がmixiのコミュをきっかけに日本で上映されたということを知ったので、もともと観たかったこともあって観に行ってきたのです。


「ホテルルワンダ」は1994年にルワンダで起きた、民族間の闘争が原因で大虐殺が起こった時のことが題材になっている映画です。ホテルに避難してきた約1200人をホテルの支配人であった主人公が、ホテルマンとして培った話術と機転だけを頼りに、虐殺者たちを懐柔し、翻弄し、そして時には脅しながらも助かるまでを描いています。
実際にあったことで、主人公の方は今はベルギー在住だそうです。


観て、うーんショックでした。
年配の方が多かったように思うんですが(平日10時ですし^^;)、かなりの方が泣いていました。でもねぇ、泣いていいの?って思ったんですよ~。


映画のなかで一番印象に残ったシーン

海外メディアのカメラマンが虐殺の実態を映像で撮り、たまたま居合わせた主人公に見せてしまい、主人公はショックを受けるのですが、この映像が放映されれば国際援助がくると思うと確信して、それをカメラマンに伝えます。
そのカメラマンはそれに対して、「世界の人々はあの映像を見て──“怖いね”と言うだけでディナーを続ける。」といいます。

この瞬間が、ショックで。事実、自分がそうでしたから。
当時ルワンダのことは、取り上げたメディアがいくつかあって知っていたのです。
そして、確かに「うわー、怖いね~。」と言ったのも覚えていたのですから・・・。


カメラマンは国連軍の保護によって国外退去というか避難になります。
避難をするとき雨が降っていて、主人公は傘をカメラマンにさします。その時にカメラマンは「恥ずかしいから(傘は)ささないでくれ。」と言ったシーンも印象的でした。


この当時、国連は介入出来ないとして2500人いた国連軍を270人ほどに削減し、ルワンダ人以外の外国人すべてを国外に避難させました。
そして米英はルワンダにそれほどの価値がないから介入しないと映画で語らせます。


イラクやイラン、アフガニスタンの介入を平気でする割には・・・。
でも日本も似たようなものですしね。


民族ってなんでしょうね?
命より(人だけじゃなくて)大事なものなんでしょうか?まあ、昔の日本でも似たようなことはあったようですけど・・・。


いろいろと考えさせられた映画でした。

by sinon00 | 2006-09-08 09:52 | 日々のこと  

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